今回は、「火成岩の種類」について、解説していきましょう。火成岩は、中学受験や中学校の理科で出題されます。本日は火成岩の分類や覚え方のコツを紹介していきますので、小学生の方や中学生の方、興味のある方は、ぜひ見ていってください。



【目次】

火成岩とその種類

火成岩の種類の覚え方

鉱物の種類

火成岩のまとめ

火成岩に関する問題

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【火成岩とその種類】

それでは火成岩の説明をしていきます。まず、火成岩は何からできているか知っていますか?実は火成岩は、マグマ(溶岩)が冷えた岩石からできています。



もし、マグマ(溶岩)を知らない方は、上の動画を見てください。マグマを身近で見れることはほとんどないと思いますが、テレビなどで一度くらい見たことがある人もいるのではないでしょうか?

ちなみに私の場合は、ゲームが大好きだったので、スーパーマリオで初めてマグマの存在や恐ろしさを知りましたね。そして、最近ではゼルダの伝説で、よくマグマにはまりこみましたね・・・。

火成岩

さて、私のどうでもいい話は置いといて、とにかくマグマは火山などの河口や地下深くにある高温の液体の物質ということがわかっていただけましたか?

このマグマは、オレンジ色のものすごく温度の高い液体なんですが、冷えると岩石になります。このマグマが冷えた岩石のことを「火成岩」というんです。

そして、火成岩は冷えた場所によって、さらに2種類に分けることができます。下図を見てください。

火成岩の種類


図1のように、地表や地表に近い場所でできた火成岩を「火山岩」といいます。火山岩は、火成岩と名前が非常に似ていて間違えやすいので、注意してください。

火山岩は、マグマが急に冷えて固まったものなので、図2のように、火山岩を拡大してみると、つぶ(鉱物)が小さい構造になっています。このような構造を斑状組織(はんじょうそしき)といってテストでよく出題されます。

そして、このふくまれる鉱物の割合や種類によって、火山岩はさらに安山岩(あんざんがん)・流紋岩(りゅうもんがん)・玄武岩(げんぶがん)の3種類に分けられるんです。


また、図1のように、地下の深い場所でできた火成岩を「深成岩(しんせいがん)」といいます。字の通り、深い場所で作られた岩なんですね。

深成岩は、マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まったものなので、図3のように、つぶ(鉱物)が大きい構造になります。同じような大きさの鉱物がふくまれることから、この構造を等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)といいます。

深成岩も、火山岩と同じで、ふくむ鉱物の量や種類によって、花こう岩(かこうがん)・せん緑岩(せんりょくがん)・斑れい岩(はんれいがん)の3種類に分けられます。

以上をまとめると、火成岩はできた場所によって「火山岩」と「深成岩」の2種類に分けることができ、ふくむ鉱物の量によって、火山岩と深成岩はそれぞれ3種類に分類されます。(下図)

火成岩 種類


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【火成岩の種類の覚え方】

ということで、「さっき教えた火成岩の種類や特徴を全部覚えてくれー!」と理科の授業でよく言われます。しかし、名前がよく似ているのもあったり、なかなか覚えにくいのではないでしょうか?

そこで、火成岩の覚え方のコツを紹介します。このように、言葉がややこしいときや覚えにくい場合は、やはり「語呂合わせ」が個人的にはオススメです。では、どのような語呂合わせかというと・・・


火山岩の覚え方 ⇒ 急な刈り上げ (きゅうなかりあげ)

深成岩の覚え方 ⇒ ゆっくりな新幹線は0 (ゆっくりなしんかんせんはれい)



です。この語呂合わせと火成岩の覚え方がどのように対応しているかは下の画像を見てください。

火成岩 覚え方

ちなみに「刈り上げ」とは、髪型のことです。身近にいる刈り上げと言えば、ミサイルを打ちまくる北朝鮮のあの人です。あの人のような髪型が刈り上げだと思ってください。

また、「ゆっくりな新幹線は0」の0は、「れい」と呼ぶことがありますので、これから斑れい岩を連想してくれたらと思います。この覚え方は、あくまでも一例なので、覚えやすいと思ったらぜひ使ってください。

他にも「火成岩 覚え方」と検索すれば、他のサイトで色々な暗記法が紹介されていると思いますので、自分に合った覚え方を探したり、自分で語呂合わせを考えてみるのも面白いでしょう。

もし、暗記が苦手な人は、暗記のコツを暗記方法!暗記が苦手な人でも簡単に覚えられるコツ!で紹介していますので、こちらも参考にしていただけたらと思います。



【鉱物の種類】

先ほど、「火山岩や深成岩は、ふくまれる鉱物の量や種類によって、3種類に分類される」と説明しました。ここでは、鉱物の種類をもう少し詳しく見ていきましょう。

鉱物 覚え方

火成岩を壊したりすると、火成岩からは色んな種類の鉱物が出てきます。覚えておきたい鉱物は上の画像のように、「セキエイ、チョウセキ、黒ウンモ、カクセンセキ、キセキ、カンランセキ」の6種類です。

テストでよく問題になるのは、「鉱物の名前」と「有色鉱物か無色鉱物か(色があるかないか)」なので、そこを中心に覚えましょう。それぞれの鉱物の特徴を簡単にまとめると


①セキエイ、チョウセキ  (無色鉱物) 

セキエイは、無色・透明で、チョウセキは白色です。このことからセキエイ、チョウセキはどちらも無色鉱物と呼ばれています。セキエイやチョウセキは、特に流紋岩や花こう岩に多くふくまれます。また、チョウセキは、火山岩、深成岩の両方ともふくまれます。

ちなみに、セキエイは漢字で「石英」、チョウセキは「長石」と書きます。セキエイやチョウセキは、道端に転がっている石にもふくまれているので、結構身近にある鉱物なんですよ。


②黒ウンモ、カクセンセキ、キセキ、カンランセキ  (有色鉱物)

黒ウンモは、字の名の通り黒色のものが多く、カクセンセキ、キセキ、カンランセキはどれも緑色のものがあります。このように色がついていることから、これらは有色鉱物と言われています。

有色鉱物がたくさんふくまれている火成岩は黒っぽくなります。有色鉱物を多くふくんだ火成岩の代表例は、玄武岩と斑れい岩ですので、ぜひ覚えておきましょう。

ちなみに、黒ウンモは「黒雲母」、カクセンセキは「角閃石」、キセキは「輝石」と漢字で書かれていることもあります。カンランセキは漢字が難しいので、「カンラン石」と書かれている場合が多いです。

私はここの分野を勉強したとき、「キセキ」と「カンランセキ」を最初に覚えることができました。というのも「奇跡」や「観覧席」という同じ読み方をする言葉があったからですが、皆さんはどの鉱物が覚えやすいでしょうか?



【火成岩のまとめ】

それでは、火成岩のまとめをしていきましょう。火成岩は、できる場所によって、火山岩と深成岩の2種類に分類することができたんですね。

そして、鉱物のふくまれる割合によって、火山岩なら、流紋岩、安山岩、玄武岩の3種類深成岩も、花こう岩、せん緑岩、斑れい岩の3種類に分けることができます。

下の図は、実際の火成岩を写真にしたものです。写真を見たらわかると思いますが、有色の鉱物が多いほど、黒くなるので、玄武岩や斑れい岩は黒いですし、有色鉱物を多くふくむということがわかるんです。

火山岩 深成岩

また、逆に無色の鉱物が多いほど、白くなるので、流紋岩や花こう岩は白っぽくなり、セキエイやチョウセキを多くふくむということがわかります。鉱物の量で白か黒かが決まってくるわけですね。



【火成岩に関する問題】

それでは最後に、火成岩に関する問題を紹介していきます。覚えたかどうかを確認するため、ぜひチャレンジしてみてください。問題→答えの順に書いてあります。


1)マグマが冷えて固まってできた岩石を何というか。



火成岩

鉱物 問題

2)上図のAのような構造をしている火成岩を特に何岩というか。



火山岩


3)上図のAのような鉱物が小さい構造を何組織と言うか。



斑状組織


4)火山岩のでき方を説明してみよう。



マグマが地表の近くで急に冷えてできる


5)上図のBのような構造をしている火成岩を特に何岩というか。



深成岩


6)上図のBのような鉱物が大きい構造を何組織と言うか。



等粒状組織


7)上図のBに含まれる黒い鉱物の名前は何か。



黒ウンモ


8)花こう岩の構造は図のAとBのどちらか。



B (花こう岩は、深成岩なので、等粒状組織の構造)



9)上図でBの鉱物がAより大きいものが多いのはなぜか。



マグマが地下の深くでゆっくり冷えてできたから


10)深成岩の火成岩のでき方を説明してみよう。


マグマが地下の深くでゆっくり冷えてできる


11)火山岩の例を3つ言ってみよう。



流紋岩、安山岩、玄武岩 (かりあげ)


12)深成岩の例を3つ言ってみよう。


花こう岩、せん緑岩、斑れい岩 (しんかんせんは0)


13)無色鉱物を2つ言ってみよう。



セキエイ、チョウセキ


14)有色鉱物を4つ言ってみよう。



黒ウンモ、カクセンセキ、キセキ、カンランセキ


15)セキエイやチョウセキを多くふくむ岩石は何色になりやすいか。 



白色


16)玄武岩の鉱物のうち、多くふくまれるのは、有色鉱物が無色鉱物か。



有色鉱物

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