本日は、カッコの外し方を解説していこうと思います。カッコの前に+(プラス)があるか、それとも-(マイナス)があるかで、外し方のルールが変わりますので、違いに注意しましょう。


・下の式のカッコを外してみよう。

カッコの外し方や使い方

 
①②
(+○)や(-○)のように、カッコの前に+や-がない場合(正確には+が省略されている)は、そのまま外してカッコの中の数字が答えです。よって、(+2)=+2で、(-3)=-3です。なお数学では、+2は+を省略して2と書きます。



カッコの前に+がありますね。カッコの前に+がある場合も①と②と同じで、カッコを外してカッコの中が答えになります。つまり、+(+○)=+○という公式が成り立ちます。

よって、+(+2)=+2となります。この知識は、例えば 3+(+2) のような問題で使います。3+(+2)=3+2のように変形できます。



③と同じでカッコの前に+があるので、カッコの中が答えになります。つまり、+(-○)=-○なので、+(-3)=-3となります。-が+に勝つようなイメージです。

私が中学生のとき、数学の先生から「カッコを外すとき、-は+に勝つと覚えろ」と言われましたので、皆さんもよかったらこの覚え方を参考にしてください。



カッコの前に-がある場合は注意が必要です!カッコの前に-がある場合は、カッコを外したら、カッコの中の符号が逆になります。つまり、-(+○)=-○という公式が成り立ちます。

よって、-(+5)=-5です。先ほど言ったように、-は+に勝つんですね。2-(+5)なら、2-5というふうに変形できます。



これもカッコの前に-があるので、カッコを外したら、カッコの中の符号が逆になり、-(-○)=+○という公式が成立します。

なので、-(-5)=+5です。例えば、3-(-5)なら、3+5のように変形できます。この変形は減法の計算で非常によく使います。


以上でカッコの外し方の解説を終わります。最初にも言ったように、カッコの前がプラスか、マイナスかで、外し方のルールが変わるという意味がわかっていただけましたか?

次の単元は、正負の数の加法です。

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