こんにちは、三重の家庭教師です。今回は化学式の一覧や覚え方を紹介します。化学式の覚え方がわからない人や、化学式の名前の付け方がわからない人は見ていってください。
この記事では、化学式の作り方、化学式の書き方のルール、化学式の名前の付け方や覚え方、中学生の子が覚えておきたい化学式の一覧を紹介しています。
それでは、以下の調べたい項目をクリックしてください。(iPhoneやスマートフォンの方は、クリックしてもジャンプしないことがありますので、お手数ですが、スライドさせて見てください。)
化学式のルール
化学式の作り方
化学式の名前の付け方や覚え方
中学生が覚えておきたい化学式の一覧
■化学式のルール
化学式は、「ある物質」を原子の記号と数字で表したものです。 化学式を見ると、「ある物質」がどんな原子と、どんな数で結びついているかがわかります。
例えば、二酸化炭素CO2なら、炭素(C)原子1個と酸素(O)原子2個が結びついて、二酸化炭素ができているということがわかります。
化学式は、中学の理科や、高校の化学で、必ず覚えないといけないものがいくつかあります。中学生が覚えておきたい化学式の一覧は、下の方に書いてありますので、頑張って覚えてください。
それでは、化学式のルールについて解説していきます。例えば、水の化学式である「H2O」なら下の画像のように書きます。
水は、水素原子Hと酸素原子Oを含むので、HとOを使って化学式を書くことになります。水の中に、炭素原子Cなどは含まれないので、水の化学式にCを使うことはありません。
要するにH2Oの化学式なら、「水素原子2個と酸素原子1個が互いに握手するように結びついているんだな」とイメージしていただけたら良いです。
ところで、ここでちょっとした雑学です。実は化学式は、世界共通の記号です。なので、海外などで、水がほしくなったら、「H2O」と言えば、水をいただくことができるかもしれませんよ。
■化学式の作り方
ポイント①各原子の手の数を暗記する。
以上の2点をマスターすれば、化学式を作ることができます。それでは、それぞれのポイントを説明していきます。
ポイント①各原子の手の数を暗記する。
また、「実際に原子に手があるわけではないんだけど、原子に手があるってイメージをすると化学式は書きやすいんだよ」と理科の先生から教わりました。
なので、私も、原子の手を使って、化学式の作り方について説明していこうと思います。それでは、まず、それぞれの原子には、下のように手が1本~4本あると覚えてください。
例えば、水素原子には、手が1本、酸素原子には、手が2本あります。それぞれの原子の手の数は、暗記するしかありません。これを覚えないと化学式は作れませんので、絶対に覚えてください。
手の数とか、理屈を覚えるのがいやな人は、化学式を直接暗記していただいてもOKです。中学生が覚えておきたい化学式の一覧を見てください。結局は、暗記しないとダメなんですが。
下に、原子の手の数と周期表の族との関係をまとめておきます。手の数にどのような規則があるのかを意識しながら見ていただければと思います。
手が1本の原子(周期表の1族と17族に多い)
H、Li、Na、K、F、Cl、Br、I
上の赤色の原子であるH、O、N、Cは、化学式を作る上で、特に重要です。なぜなら、H、O、N、Cからできている化学式は非常に多いからです。なので、中学生の方は、H、O、N、Cの手の数を優先的に覚えてください。
HONCの手の数は、順に1本、2本、3本、4本になっているので、「1234をHONC(本気、香港、ホンコン)で覚える」と語呂合わせをして暗記するのも良いでしょう。
②化学式は、各原子の手が余らないように作る。
下の動物と人の握手画像を見てください。
左の画像は、カワウソと人の片手握手です。右の画像は犬と人の両手握手です。左の画像は、カワウソも人もどちらも片手が余っていますが、右図は、犬も人も両手で握手しているので、手は余っていないのがわかると思います。
実は、化学式は、右画像の犬と人の握手と同じように手が余らないように作られているんです。では、手が余らないとは、どういうことかを説明します。
ポイント①を覚えていますか?ポイント①では、下図のように、それぞれの原子には、手が1~4本あると説明しましたね。下の少し気持ち悪いイラストで、水素や酸素、水の化学式を具体的に説明します。
(1)水素の化学式H2の作り方
そこで、下の画像のように、水素原子が2つあると、互いに水素原子同士が握手をして、結びつきます。
このように、水素原子は、手を余らせるのが嫌なので、もう一つの水素原子と握手をすることで、手が余らないようになるんです。こうして、水素原子が2つセットになるので、水素の化学式は、H2と書くんです。
(2)酸素の化学式O2の作り方
そこで、酸素原子が2つあると、互いに酸素原子同士が握手をして結びつきます。こうして、手が余らなくなり、酸素原子が2つセットになるので、酸素の化学式は、O2と書くんです。
(3)水の化学式H2Oの作り方
酸素原子1個は、手が2本あるので、水素原子が2個あれば、手が余らないようになります。こうして、水素原子が2つ、酸素原子が1つなので、水の化学式は、H2Oと書くんです。
どうでしたでしょうか?上のポイントが当てはまらない例外物質もありますが、手の数を覚え、手が余らないように化学式を作れば、ある程度の化学式を作ることができますよ。
■化学式の名前の付け方や覚え方
全く規則性のないものは、暗記するしかありませんが、ここでは、語呂合わせなどを使って、少しでも覚えやすい一覧を作りましたので、暗記の参考にしてください。
【英語やローマ字で覚えることができる化学式の一覧】
化学式は、その物質の名前から、英語やローマ字読みで、覚えることができるものがたくさんあります。
【名前の付け方や化学式の作り方に規則性が少しある化合物】
ここからは、NaClなら「塩化ナトリウム」、HClなら「塩化水素(塩酸)」のように、名前の付け方や化学式の作り方に規則性が少しある化合物を紹介します。
まず酸化物や塩化物のような化合物は、上図のように、名前を日本語で読む場合、後ろから読む規則があるので、それをまず覚えてください。
それでは、今から、名前の付け方や化学式の作り方に規則性が少しある化合物を紹介していきます。
MgO ⇒ MgO (酸化マグネシウム)
CO2 ⇒ CO2 (二酸化炭素)
NaCl ⇒ NaCl (塩化ナトリウム)
H2S ⇒ H2S (硫化水素)
H2CO3 ⇒ H2CO3 (炭酸)
H2SO4 ⇒ H2SO4 (硫酸)
NaOH ⇒ NaOH (水酸化ナトリウム)
水酸化ナトリウム水溶液は、テストによく出題されるので、聞きなれている人も多いと思いますが、どのような物質か見たことがない人も多いと思います。
画像は、水酸化ナトリウムの固体です。水酸化ナトリウムは、アルカリ性(塩基性)の代表的な物質です。この物質を水に溶かしたのが、水酸化ナトリウム水溶液です。
水酸化ナトリウムは、潮解性(空気中の水蒸気などの水分をとりこんで水溶液となる現象)があるため、空気中に放置しておくと、右写真のように溶けていく特徴があります。
■中学生が覚えておきたい化学式の一覧
① 単体 ・・・ 1種類の原子からできている物質
➁ 化合物 ・・・ 2種類以上の原子からできている物質
化学反応式の作り方を勉強したい人は、ぜひ化学反応式の作り方や覚え方!中学生でも簡単に書ける方法!を見てください。
この記事では、化学式の作り方、化学式の書き方のルール、化学式の名前の付け方や覚え方、中学生の子が覚えておきたい化学式の一覧を紹介しています。
それでは、以下の調べたい項目をクリックしてください。(iPhoneやスマートフォンの方は、クリックしてもジャンプしないことがありますので、お手数ですが、スライドさせて見てください。)
化学式のルール
化学式の作り方
化学式の名前の付け方や覚え方
中学生が覚えておきたい化学式の一覧
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■化学式のルール
化学式は、「ある物質」を原子の記号と数字で表したものです。 化学式を見ると、「ある物質」がどんな原子と、どんな数で結びついているかがわかります。
例えば、二酸化炭素CO2なら、炭素(C)原子1個と酸素(O)原子2個が結びついて、二酸化炭素ができているということがわかります。
化学式は、中学の理科や、高校の化学で、必ず覚えないといけないものがいくつかあります。中学生が覚えておきたい化学式の一覧は、下の方に書いてありますので、頑張って覚えてください。
それでは、化学式のルールについて解説していきます。例えば、水の化学式である「H2O」なら下の画像のように書きます。
ルール①化学式は、物質を作っている原子の種類を書く。
ルール②原子の数は、その原子の記号の右下に小さく書く。
水は、水素原子Hと酸素原子Oで構成され、水素原子2個を含むので、Hの右下に2を小さく書きます。また、原子が1個のときは、1を書かずに省略するので、Oの右下に1は書かなくてOKです。
要するにH2Oの化学式なら、「水素原子2個と酸素原子1個が互いに握手するように結びついているんだな」とイメージしていただけたら良いです。
なお、「握手しているイメージってどんな感じ?」って思った方は、下の化学式の作り方を読んでいただけたらと思います。
ところで、ここでちょっとした雑学です。実は化学式は、世界共通の記号です。なので、海外などで、水がほしくなったら、「H2O」と言えば、水をいただくことができるかもしれませんよ。
もし、私のように英語がしゃべれなくても化学式を覚えておけば、水をもらうことぐらいなら、何とかなるかもしれませんね。
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■化学式の作り方
化学式の作り方のコツは、なんと言っても、「手」です!
化学式の作り方のポイントは2点です。
ポイント①各原子の手の数を暗記する。
ポイント②化学式は、各原子の手が余らないように作る。
以上の2点をマスターすれば、化学式を作ることができます。それでは、それぞれのポイントを説明していきます。
ポイント①各原子の手の数を暗記する。
皆さんは、原子の「手」のことをご存知でしょうか?私が中学生の頃、理科の先生から、「それぞれの原子には結びつくための手があるよ」と習ったことを今でも覚えています。
また、「実際に原子に手があるわけではないんだけど、原子に手があるってイメージをすると化学式は書きやすいんだよ」と理科の先生から教わりました。
なので、私も、原子の手を使って、化学式の作り方について説明していこうと思います。それでは、まず、それぞれの原子には、下のように手が1本~4本あると覚えてください。
例えば、水素原子には、手が1本、酸素原子には、手が2本あります。それぞれの原子の手の数は、暗記するしかありません。これを覚えないと化学式は作れませんので、絶対に覚えてください。
手の数とか、理屈を覚えるのがいやな人は、化学式を直接暗記していただいてもOKです。中学生が覚えておきたい化学式の一覧を見てください。結局は、暗記しないとダメなんですが。
もし、暗記が苦手だったら、
暗記方法!暗記が苦手な人でも簡単に覚えられるコツ!を参考にしてください。少しは暗記しやすくなるかもしれません。
ちなみに、もしアナタが高校生で、周期表を覚えているのなら、手の数は比較的覚えやすくなります。なぜなら、周期表の族と手の数には法則性があるからです。
下に、原子の手の数と周期表の族との関係をまとめておきます。手の数にどのような規則があるのかを意識しながら見ていただければと思います。
手が1本の原子(周期表の1族と17族に多い)
H、Li、Na、K、F、Cl、Br、I
手が2本の原子(周期表の2族と16族に多い)
O、Mg、Ca、S、Cu、Zn、Ba手が3本の原子(周期表の13族と15族に多い)
N、Al 手が4本の原子(周期表の14族に多い)
C、Si※銅Cuや鉄Feなど、手の数が変化するなどの例外もあります。なお、18族(希ガス元素)は、手が0本なので、他の原子と結びついたりしません。
なので、18族の原子は、1つの原子で存在する「単原子分子」となります。要するに18族の元素は反応しにくいということです。
上の赤色の原子であるH、O、N、Cは、化学式を作る上で、特に重要です。なぜなら、H、O、N、Cからできている化学式は非常に多いからです。なので、中学生の方は、H、O、N、Cの手の数を優先的に覚えてください。
HONCの手の数は、順に1本、2本、3本、4本になっているので、「1234をHONC(本気、香港、ホンコン)で覚える」と語呂合わせをして暗記するのも良いでしょう。
それでは、次のポイント②の説明にうつります。
②化学式は、各原子の手が余らないように作る。
ポイント①では、各原子には結合の手の本数が決まっていることを説明しました。最後のポイント②は、その手を余らないように化学式を作るということです。
下の動物と人の握手画像を見てください。
左の画像は、カワウソと人の片手握手です。右の画像は犬と人の両手握手です。左の画像は、カワウソも人もどちらも片手が余っていますが、右図は、犬も人も両手で握手しているので、手は余っていないのがわかると思います。
実は、化学式は、右画像の犬と人の握手と同じように手が余らないように作られているんです。では、手が余らないとは、どういうことかを説明します。
ポイント①を覚えていますか?ポイント①では、下図のように、それぞれの原子には、手が1~4本あると説明しましたね。下の少し気持ち悪いイラストで、水素や酸素、水の化学式を具体的に説明します。
(1)水素の化学式H2の作り方
水素原子には、手が1本あります。一般に、「原子」は、他の原子と「握手」をして結びつこうとします。原子は、手が余らないように握手をしたがるんです。
そこで、下の画像のように、水素原子が2つあると、互いに水素原子同士が握手をして、結びつきます。
このように、水素原子は、手を余らせるのが嫌なので、もう一つの水素原子と握手をすることで、手が余らないようになるんです。こうして、水素原子が2つセットになるので、水素の化学式は、H2と書くんです。
(2)酸素の化学式O2の作り方
酸素原子には、手が2本あります。酸素原子も先ほどの水素原子のように、手が余らないように、他の原子と「握手」をして結びつこうとします。
そこで、酸素原子が2つあると、互いに酸素原子同士が握手をして結びつきます。こうして、手が余らなくなり、酸素原子が2つセットになるので、酸素の化学式は、O2と書くんです。
(3)水の化学式H2Oの作り方
それでは、最後に水の化学式の書き方です。水素原子には、手が1本、酸素原子には、手が2本あります。何度もいいますが、一般に、「原子」は、他の原子と「握手」をして結びつこうとします。
酸素原子1個は、手が2本あるので、水素原子が2個あれば、手が余らないようになります。こうして、水素原子が2つ、酸素原子が1つなので、水の化学式は、H2Oと書くんです。
どうでしたでしょうか?上のポイントが当てはまらない例外物質もありますが、手の数を覚え、手が余らないように化学式を作れば、ある程度の化学式を作ることができますよ。
■化学式の名前の付け方や覚え方
化学式の名前は、Cなら「炭素」、H2Oなら「水」のように、全く規則性のないものや、FeOなら「酸化鉄」、CuOなら「酸化銅」のように、名前の付け方に規則性が少しあるものがあります。
全く規則性のないものは、暗記するしかありませんが、ここでは、語呂合わせなどを使って、少しでも覚えやすい一覧を作りましたので、暗記の参考にしてください。
【語呂合わせで覚えることができる化学式】
① 水素(化学式:H2)の覚え方
⇒ 吹奏楽部のHさん 「すいそうがくぶのえいちさん」
※自分のクラスに、吹奏楽部で、イニシャルがHの人がいると覚えやすいですね。
② 炭素(化学式:C)の覚え方
⇒ 鉛筆の芯(C)は、炭素 「えんぴつのしんは、たんそ」
※鉛筆の芯やシャーペンの芯は、炭素が原料となっています。この知識は、高校の化学でよく出題されますので、覚えておくとよいと思います。
③ 酸素(化学式:O2)の覚え方
⇒ お(O)っさん 「おっさん」
酸素は「おっさん」と覚えると良いでしょう。上の画像が気になる方は、youtubeで「2014 ダウンタウン」と検索してみてください。
④ 窒素(化学式:N2)の覚え方
⇒ 窒息すると、死ぬ(N) 「ちっそくすると、しぬ」
⑤ リン(化学式:P)の覚え方
⇒ プ(P)リン 「ぷりん」
⑥ 硫黄(化学式:S)の覚え方
⇒ SOSと言おう 「えすおーえすといおう」
※SOSとは、「助けて」という意味です。
⑦ 塩素(化学式:Cl2)の覚え方
⇒ 塩素を吸うと苦(Cl)しい 「えんそをすうとくるしい」
※塩素は、画像のように黄緑色の気体です。有毒な気体のため、吸い込むと危険です。高校の化学では、塩素の特徴に関する問題がよく出題されます。
⑧ 鉄(化学式:Fe)の覚え方
⇒ 鉄笛(Fe) 「てつぶえ」
⑨ 銅(化学式:Cu)の覚え方
⇒ 工(Cu)藤 「くどう」
⑩ 銀(化学式:Ag)の覚え方
⇒ アジ(Ag)は銀色 「あじはぎんいろ」
⑪ 金(化学式:Au)の覚え方
⇒ 金は英雄(Au) 「きんはえいゆう」
⑫ 亜鉛(化学式:Zn)の覚え方
⇒ 全然(Zn)会えん 「ぜんぜんあえん」
上の画像を見ても、世代的にわからないんだろうな・・・。
【英語やローマ字で覚えることができる化学式の一覧】
化学式は、その物質の名前から、英語やローマ字読みで、覚えることができるものがたくさんあります。
へリウム(化学式:He)
⇒ へ(He)リウム 「へりうむ」
リチウム(化学式:Li)
⇒ リ(Li)チウム 「りちうむ」
べリリウム(化学式:Be)
⇒ べ(Be)リリウム 「べりりうむ」
フッ素(化学式:F2)
⇒ フ(F)ッ素 「ふっそ」
ネオン(化学式:Ne)
⇒ ネ(Ne)オン 「ネオン」
ナトリウム(化学式:Na)
⇒ ナ(Na)トリウム 「なとりうむ」
マグネウム(化学式:Mg)
⇒ マグ(Mg)ネシウム 「まぐねしうむ」
アルミニウム(化学式:Al)
⇒ アル(Al)ミニウム 「あるみにうむ」
アルゴン(化学式:Ar)
⇒ アル(Ar)ゴン 「あるごん」
カリウム(化学式:K)
⇒ カ(K)リウム 「かりうむ」
カルシウム(化学式:Ca)
⇒ カ(Ca)ルシウム 「かるしうむ」
バリウム(化学式:Ba)
⇒ バ(Ba)リウム 「ばりうむ」
【名前の付け方や化学式の作り方に規則性が少しある化合物】
ここからは、NaClなら「塩化ナトリウム」、HClなら「塩化水素(塩酸)」のように、名前の付け方や化学式の作り方に規則性が少しある化合物を紹介します。
まず酸化物や塩化物のような化合物は、上図のように、名前を日本語で読む場合、後ろから読む規則があるので、それをまず覚えてください。
それでは、今から、名前の付け方や化学式の作り方に規則性が少しある化合物を紹介していきます。
① 酸化物(固体)の覚え方
⇒ 後ろの記号は「O」で、名前は、「酸化 ~ 」
MgO ⇒ MgO (酸化マグネシウム)
CuO ⇒ CuO (酸化銅)
FeO ⇒ FeO (酸化鉄)
Ag2O ⇒ Ag2O (酸化銀)
CaO ⇒ CaO (酸化カルシウム)
Al2O3 ⇒ Al2O3 (酸化アルミニウム)
➁ 酸化物(気体)の覚え方
⇒ 後ろの記号は「O」で、名前は、「~ 酸化 ~ 」
CO2 ⇒ CO2 (二酸化炭素)
CO ⇒ CO (一酸化炭素)
NO2 ⇒ NO2 (二酸化窒素)
NO ⇒ NO (一酸化窒素)
SO2 ⇒ SO2 (二酸化硫黄)
※酸素の数が一個なら、「一酸化~」、二個なら「二酸化~」となります。
③ 塩化物の覚え方
⇒ 後ろの記号は「Cl」で、名前は、「塩化 ~ 」
NaCl ⇒ NaCl (塩化ナトリウム)
HCl ⇒ HCl (塩化水素、塩酸)
AgCl ⇒ AgCl (塩化銀)
FeCl2 ⇒ FeCl2 (塩化鉄)
NH4Cl ⇒ NH4Cl (塩化アンモニウム)
④ 硫化物の覚え方
⇒ 後ろの記号は「S」で、名前は、「硫化 ~ 」
FeS ⇒ FeS (硫化鉄)
CuS ⇒ CuS (硫化銅)
個人的に上の画像の看板をぜひ見てみたいものです。神奈川県にお住いの方は、ぜひ探してみてください。こんな看板、本当にあるんでしょうかね。
⑤ 炭酸~の覚え方
⇒ 後ろの記号は「CO3」で、名前は、「炭酸 ~ 」
NaHCO3 ⇒ NaHCO3 (炭酸水素ナトリウム)
Na2CO3 ⇒ Na2CO3 (炭酸ナトリウム)
CaCO3 ⇒ CaCO3 (炭酸カルシウム)
⑥ 硫酸~の覚え方
⇒ 後ろの記号は「SO4」で、名前は、「硫酸 ~ 」
CuSO4 ⇒ CuSO4 (硫酸銅)
Na2SO4 ⇒ Na2SO4 (硫酸ナトリウム)
CaSO4 ⇒ CaSO4 (硫酸カルシウム)
BaSO4 ⇒ BaSO4 (硫酸バリウム)
硫酸銅は青色の固体で、上の画像は硫酸銅を溶かした水溶液です。また、硫酸は、物を溶かす代表的な酸です。なので、硫酸は触れると危険な液体です。
話はそれますが、遊戯王に詳しい方なら、おそらく「硫酸のたまった落とし穴」というトラップカードがあるのをご存じだと思います。
もし、硫酸のたまったところにはまりこんだりしたら、皮膚がとけて、大やけどします。それにしてもカードのネーミングセンスがすごいな・・・
⑦ 水酸化~の覚え方
⇒ 後ろの記号は「OH」で、名前は、「水酸化 ~ 」
KOH ⇒ KOH (水酸化カリウム)
Ca(OH)2 ⇒ Ca(OH)2 (水酸化カルシウム)
Ba(OH)2 ⇒ Ba(OH)2 (水酸化バリウム)
水酸化ナトリウム水溶液は、テストによく出題されるので、聞きなれている人も多いと思いますが、どのような物質か見たことがない人も多いと思います。
画像は、水酸化ナトリウムの固体です。水酸化ナトリウムは、アルカリ性(塩基性)の代表的な物質です。この物質を水に溶かしたのが、水酸化ナトリウム水溶液です。
水酸化ナトリウムは、潮解性(空気中の水蒸気などの水分をとりこんで水溶液となる現象)があるため、空気中に放置しておくと、右写真のように溶けていく特徴があります。
■中学生が覚えておきたい化学式の一覧
理屈とかはいいから、テストに出やすい化学式を教えてほしい方は、下の化学式の一覧を覚えてください。暗記が得意な人は、この化学式の一覧を暗記しておけばOKです。
① 単体 ・・・ 1種類の原子からできている物質
水素 H2
炭素 C
窒素 N2
酸素 O2
ナトリウム Na
マグネシウム Mg
アルミニウム Al
硫黄 S
塩素 Cl2
カルシウム Ca
鉄 Fe
銅 Cu
➁ 化合物 ・・・ 2種類以上の原子からできている物質
二酸化炭素 CO2
水 H2O
塩酸 HCl
水酸化ナトリウム NaOH
アンモニア NH3
硫化鉄 FeS
炭酸水素ナトリウム NaHCO3
炭酸ナトリウム Na2CO3
酸化マグネシウム MgO
酸化銅(Ⅱ) CuO
以上が、中学生が覚えておきたい化学式です。ということで、今回は化学式の一覧や覚え方をご紹介しました。覚えることが多いので大変だと思います。
しかし、英単語より化学式の方が圧倒的に少ないので、まだ楽な方だと私は思います。もし、化学式が書けるようになれれば、「化学反応式」の勉強ができるようになります。
化学反応式の作り方を勉強したい人は、ぜひ化学反応式の作り方や覚え方!中学生でも簡単に書ける方法!を見てください。
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