三重の家庭教師です。今回は、「上野動物園の記念碑」のお話をしたいと思います。「かわいそうなゾウの話」を皆さんはご存じでしょうか?このお話は絵本テレビなどで紹介されています。

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さらに現在では、開隆堂が出版している中学校3年生用の英語教科書「SUNSHINE ENGLISH COURSE 3」にも紹介されています。

松阪市や津市、伊勢市、鈴鹿市などの学校は、この「SUNSHINE ENGLISH COURSE」を利用している学校が多く、私の教えている生徒さんも、この教科書を利用している人が多いです。

開隆堂

ある生徒さんが、夏休みの宿題として、この「かわいそうなゾウの話」を和訳するという宿題がありましたので、ちょっと和訳してみました。

間違っている部分もあるかもしれませんが、和訳が全く分からない人は、参考にしてみてください。この話の要点ぐらいはつかめると思います。


SUNSHINE ENGLISH COURSEのPROGRAM4(p44~48の和訳)


Faithful Elephants (忠実なゾウたち)

上野動物園、ゾウ



何年も前に、上野動物園に素敵な3頭のゾウがいた。

そのゾウたちの名前はジョン、トンキー、そしてワンリーでした。

ゾウたちは、芸当をすることができた。

動物園の観光客は、ゾウたちの芸当を見るのが大好きだった。


そのとき、日本は戦争中だった。

少しずつ状況は次第に悪くなっていった。

毎日、東京に爆弾が落とされた。


もし爆弾が動物園に当たれば、危険な動物が逃げ出し、そして東京の人々を傷つけるだろう。

だから、軍隊は、ライオンや虎、クマのような危険な動物すべてを殺すように命じた。


上野動物園、記念碑




まもなく、3匹のゾウを殺すときがきた。

動物園の飼育係は、ゾウたちを殺したくなかったが、彼らは忠告に、従わなければならなかった。

飼育係はジョンから(殺す準備を)始めた。


ジョンはポテトが大好きだった、だから飼育係は、ジョンに良いポテトと一緒に毒入りのポテトを与えた。

しかし、ジョンはとても賢かったので、良いポテトだけ食べた。

それから、飼育係は、ジョンに注射を与えようと試みた。

しかし、ジョンの皮膚はあまりにも硬かったので、針が通らなかった。


このことがうまくいかず、飼育係はジョンに何も食べ物を与えないことに決めた。

哀れなジョンは、17日後に死んだ。


上野動物園




それから、トンキーとワンリーの時が来た。

彼らはいつも愛情のこもった目で人々を見た。

彼らは思いやりがあり、やさしい心をもっていた。


しかしながら、ゾウの飼育係は彼らに食べ物を与えるのをやめなければならなかった。

一人の飼育係が、彼らのおりのそばを歩いたとき、彼らは立ち上がり、空中高く鼻を上げた。

彼らは食べ物や水がほしかったので、芸当をした。


動物園のみんなは、涙ながらに言った。

「もし、彼らがもう数日生きることがができるなら、戦争が終わり、彼らは救われるかもしれない。」


上野動物園の記念碑




トンキーとワンリーはもはや動くことができなくった。

彼らは地面に横たわったが、目は美しかった。


ゾウの飼育係が彼らを見に来たとき、彼らはとても衰弱してるのが見えた。

飼育係はとても悲しくなって、彼らを見に戻ることはできなかった。


爆弾が東京に落ち続けた。

そして数日後、トンキーとワンリーは死んだ。

後に、ゾウたちの体が検査されたとき、彼らの胃の中に何もないことがわかった。

ーーー 水一滴さえなかった。


今日(こんにち)、3匹のゾウは、上野動物園の記念碑に他の動物たちと一緒に安らかに休息している。


上野動物園にある記念碑


この話は、戦争の悲惨さを伝えるものとして、今現在も語り継がれています。

ちょうど、夏休みの期間ということもあり、学校も戦争に関する宿題を入れたいのはわかりますが、訳をしていて、非常に悲しくなるお話です。

実は、この悲しいお話には、さらなる裏情報があります。

例えば、飼育係の人は、実際は悲しすぎて、ゾウたちに隠れてエサをやっていたみたいですし、また、本文では、「動物達にエサを与えるなと軍隊が命令した」と書いてありますが、これも実は、軍隊の命令ではありません。

興味のある方は、小森厚さんの著書「もう一つの上野動物園史」や、「上野動物園 大達茂雄」で検索してみてください。さらなる衝撃を受けると思います。

もうすぐ、ジョン、トンキー、ワンリーの命日です。私は、戦争を経験していませんが、私達人間の身勝手で引き起こした戦争のせいで、動物達が犠牲になるようなことは二度とあってはいけないと願うばかりです。
 
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